hiroharu’s diary

ポケモンSV シングル対戦

S6 最終434位 厄落とし構築

皆さま初めまして、ひろはると申します。

この度S6シングル対戦で「434位」と、初めて500位以内を達成することができたので、記念に構築記事を書こうと思います(拙い文章ですみません)。

 

目次

・はじめに

・構築経緯

・個別紹介

・基本選出

・重い相手

・まとめ

 

はじめに

題名にもある通り、今回の構築は「厄落とし」、つまり厄災ポケモンなしの構築となっています。なぜ自分にこのような縛りプレイを課したのかと言うと、パオジアン・イーユイの超火力、ディンルー・チオンジェンの超耐久にあぐらをかいたプレイングをしていては己の成長が止まってしまうと思ったからです。結果として、S6では一手一手の技選択を丁寧に行えたような気がします。

 

構築経緯

今回厄災なしの構築を組むに当たり、崩しのパワーが圧倒的に足りないことは明白であったため、飛行テラバカイリューから構築を組むことにしました。

2匹目はカイリューとのタイプ補完に優れており、変化技無効の壊れ特性を持っているサーフゴーを採用。カイリューでは突破の難しいキョジオーンやパオジアンにも抗えるよう、隠密マントを持たせたHBとしました。

3匹目はステロ枠としてカバルドンを採用。このポケモンの強さは皆さまもよく知っていると思うので割愛します。

4匹目は特殊打点かつストッパーとなれるハバタクカミを採用しました。甘える・痛み分けのブエナ型にしたことで相手のカイリューに対して無類の強さを発揮しました。

5匹目はテツノツツミやイーユイ等の特殊高火力に抗えて尚且つヘイラッシャやアーマーガア等の物理受けで止まりにくいチョッキテツノカイナを採用しました。

6匹目はとにかくパオジアンに対面で勝てるポケモンとしてルカリオを採用。パオジアン以外にもハバタクカミやテツノツツミに対して強く出ることができました。

以上のポケモン達で構築を組むことにしました。

 

個別紹介

カイリュー

(①テラバ②地震③神速④アクジェ)

@するどいくちばし ◇ひこう

H191(196) A204(252+) B116(4) C(0-) D121(4) S107(52)

【調整意図】

H:16n-1

A:H244振りカイリューを飛行テラバで確定2発(マルスケ込み)

C:102以下必須(甘える後も物理判定)

S:無振りロトム抜き(麻痺ドラパ抜き)

【感想】

テラバーストで相手をなぎ倒していく姿はまさにパルデアの破壊神であり、多少のタイプ相性は無視してゴリ押すことができた。相手からは見えにくいアクアジェットで、襷を持ったハバタクカミや霊テラスで神速を透かそうとする相手も倒すことができた。また、カイリューカイリューを後出ししてくる人も一定数いたため、持ち物はテラバの火力を上げつつマルスケも維持できる鋭い嘴で確定。アンコールの採用は最後まで悩んだが、採用していなくても相手が勝手にケアしてくれることも多々あったため、技構成は間違っていなかったと思いたい。

 

サーフゴー

(①祟り目②気合い玉③電磁波④自己再生)

@隠密マント ◇みず

H191(228) A(0-) B143(116+) C154(4) D112(4) S124(156)

【調整意図】

HB:意地パオジアンのかみくだく最高乱数切り耐え

HD:控えめハバタクカミのシャドボ75%耐え

S:準速キノガッサ抜き抜き

【感想】

このポケモンの特筆すべき点は何と言っても特性「黄金の身体」であり、電磁波や自己再生などの補助技をアンコールに怯えず押せるのが本当に偉かった。そのため、キョジオーンをはじめとした受けポケモンはもちろん、火力のないポケモン(憤怒の威力が50のコノヨザルなど)もまとめて見ることができた。カイリューを通す上で課題となるSの低さも電磁波でのサポートが可能であり、幅広い相手に役割を全うする仕事人として活躍してくれた。陰のMVP。

 

カバルドン

(①地震②ステロ③あくび④ふきとばし)

H212(228) A133(4) B169(124+) C(0-) D111(148) S68(4)

@オボンの実 ◇はがね

【調整意図】

H:4n

HB:陽気パオジアンの珠つららおとし確定耐え

HD:臆病ハバタクカミの妖テラス眼鏡ムンフォ確定耐え

S:ミラー&ディンルー意識

【感想】

S6では新たなステロ枠としてディンルーが登場したが、カバルドンは場に出しただけで襷・マルスケの破壊ができる点において唯一無二の性能を持っており、決してディンルーの下位互換ではなかった。物理・特殊ともに大抵の攻撃は1発耐えるため、状況に応じた技選択ができれば十分強いポケモンであった。初手に出すことはほとんどなく、基本は火力のないポケモンに後出してステロあくび展開を目指した。テラスタイプは、パオ・カミ・ツツミを意識して鋼とした。

 

ハバタクカミ

(①ムンフォ②シャドボ③甘える④痛み分け)

H131(4) A(0-) B100(196) C162(52) D156(4) S205(252+)

@ブーストエナジー ◇ノーマル

【調整意図】

HB:陽気パオジアンのつららおとし確定耐え

意地ミミッキュの珠じゃれつく確定耐え

HD:臆病ハバタクカミのシャドボ最高乱数切り耐え

C:残りで出来るだけ高く

S:同族意識

【感想】

S6で初めてこの型のハバタクカミを使ったが、物理・特殊どちらのアタッカーとも打ち勝てるほどのスペックを持つ神ポケモン。BとSに努力値を割いたため瞬間的な火力は出ないが、痛み分けで裏のポケモンの圏内に入れる動きが強く、キョジオーンやチオンジェンなどにもある程度抗うことができた。テラスタイプは構築単位で重いミミッキュを返り討ちにできるようノーマルとした。

 

テツノカイナ

(①ワイボ②ドレパン③地震④ボルチェン)

H:229(0) A211(252+) B128(0) C63(0-) D114(204) S77(52)

@とつげきチョッキ ◇じめん

【調整意図】

A:ワイボ→無振りハバタクカミ確定1発

HB:意地パオジアンのつららおとし2耐え

HD:臆病テツノツツミの眼鏡ドロポン2耐え

控えめハバタクカミの眼鏡ムンフォ最高乱数切り耐え

S:同族&早めのディンルー意識

【感想】

ここまでのポケモン達では対処の難しいテツノツツミに対して、後投げからテンポを取っていけるポケモンとして採用。ドレパンでの回復、ボルチェンでの対面操作など、意外に器用な立ち回りをして構築の潤滑油となってくれた。ラス1同士での殴り合いにも強く、対面駒としても活躍してくれた。何よりどっしりとした出で立ちが頼もしかった。

 

ルカリオ

(①インファ②地震③神速④バレパン)

H145(0) A178(252+) B91(4) C(0-) D90(0) S142(252)

@きあいのタスキ ◇はがね

【調整意図】

ASぶっぱ

A:インファ→HB特化ディンルーに48.1~57.3%

鋼テラスバレパン→H4振りハバタクカミ確定1発

【感想】

構築の最後に入ってきたポケモン。優秀な技範囲と先制技によってタスキ枠に求める役割を果たしてくれた。パオジアン、ハバタクカミ、テツノツツミ、イーユイといった環境にいる高速アタッカー全てに対面から勝つことができ、ディンルーやキョジオーンに対してもインファで大ダメージを与えることができるイケメン。特性は怯みと威嚇を無効化できる「精神力」一択。

 

基本選出

vs対面構築

基本的にはカイリューを初手に出してテラバーストで負荷をかけていく。裏はカイリューが通らないポケモンに強く出れるポケモン臨機応変に選出。

vs受け構築

サーフゴーは絶対選出で、状況を見てカバルドンでステロを撒くのか、それともカイリューで崩しにかかるのかといったことを選択する。基本はTODになるので、毒菱を踏みすぎないよう注意する必要がある。

vsサイクル構築

特にキョジオーン入りにはサーフゴーをできる限り選出し、交代際などに電磁波を撒き散らす。麻痺が入れば大抵のポケモンの上からカイリューが飛行テラバを打ち込むこともできる。テツノカイナのボルチェンが活きる場面も多いため、選出率は高め。

vs積み構築

ほとんど当たった記憶がないため割愛。

 

重い相手

パオジアン

構築のエースが飛行テラスカイリューであるため、どこまでいってもこのポケモンの存在は厄介であった。初手にパオジアンが来るかどうかで選出択になってしまうのが本構築の改善点。

カバルドン

自分がカバルドンを使っておきながら、相手のカバルドンに抜群をとれるポケモンが1匹もおらず、いつも不利な展開を強いられてしまった。終盤に増えたことも対応の遅さに繋がった。

ミミッキュ

上記のカバルドンと合わせて剣舞展開に持ち込まれたときに、切り返す手段が限られていたため、そのまま裏ごと貫かれてしまうこともあった。

チオンジェン

こだわりトリックを行えるポケモンが居ないため、テラスを切られてしまうとなかなか倒すことができず、数的不利を取っている時にはTODで負けることもあった。

 

まとめ

今回厄災ポケモンを入れずに構築を組んでみて、構築を組むことの難しさ、プレイングの大切さ、そしてポケモン対戦の面白さを再認識することができました。初めて500位以内を取ることもできたので、S7からは自分も厄災ポケモンを使って更に高みを目指したいと思います。ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。それではまたどこかでお会いしましょう。